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ギャラクシーif編エピソード「四季の肖像」阿羅耶識

  • 3月23日
  • 読了時間: 2分

とめどなく荒ぶる情動や感情は時にあらゆる物事を飲み込む魔物となる。 自我や意識のコントロールを受けないそれは思わしくない事態を呼ぶこともざらだ。しかしそれ無くして人の生は成り立たないだろう…ままならないものだ。


「だからこの国自体を丸ごと我等の結界でくくってしまえと言ったのです!」


ヒステリックにご意見番たる術師は思いの丈をぶちまけ始めた。 そういう問題ではないとか、この国だけの危機ではないとかなだめるも頑として聞き入れない。


古参の重鎮がこの有様では八剣の家も遠からず崩壊するだろう。厳島や鹿島に泣きつくしかないのかもしれない。いやむしろ美春様や栞様に纏めてもらったほうがよほど…という空気が充満していた。


それに前線からの情報によれば死をも我がものとする魔王や因果を捻じ曲げる超越者だのがそこまで来ているというのだ。それでいて今までの神代の神格も相手にしなければならない。内輪もめしている時間など無いのは誰しもわかっていた…しかし救世主は都合よく現れてはくれないのだ。


いつまでも守護神霊やうめばかりに頼っているわけにはいかないのは明らかだが一体どうすれば…?誰もが諦念と焦燥にかられている中、星詠みだけは新たな時代の到来を視ていた…この破滅的な事態そのものが必要なファクターであるかのように。


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