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ギャラクシーif編エピソード 「未踏の見識」序章

  • 4 日前
  • 読了時間: 1分

”欠落書架”…誰も知る術が無いはずの帝国図書堂の一角に名付けられた呼び名。


世界中の「失われたモノ」の素材が記載されている書籍が収められているとの噂は歴代の当主だけに伝えられた不可侵の秘密だった。


しかしまことしやかに伝えられた口伝の中には「黎明の女神が顕現した経緯と実態」だの「皇帝がどこの世界からやってきたか」だのという冗談としては笑えない情報もあり、いつしか関係者だけに留まらない程にその口伝は広まっていった。


そしていつしか興味本位で忍び込んだ者や一旗上げる為に「真相」を我が手にと意気込んだ者は元より、その道の専門家達や魔導を究めた導師達をも帰らぬ人としてしまったその噂は死の呪いそのものと見なされることなり、今に至っている。


そのうち人々は神話の欠落に興味を持たなくなっていった…過不足無く巡っていく日常に身を任せるのが自己の宿命であり使命という思いが共有されていったのだろう。それは永い平和を築く礎となっていた。


そう、皇帝の勅命により異世界への境界門の規模を大幅に広げる事が命じられた、その時までは。


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