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ギャラクシーif編エピソード 「夢幻の誓約」イレイザー

  • 4 日前
  • 読了時間: 2分

夢か現か境目など誰もわかりはしない。 …大体場合現が夢器となり夢が現器となってその姿を現すものだからだ。 ゆえに表裏一体どちらか一方だけが”本物”ということもありえない。片方が人域を逸脱した存在だとしても、だ。


それを天使と呼ぶか悪魔と呼ぶかは個人次第だろうが、どちらにせよこの現世に写された幻像にであることには変わりない。 それは刹那に込められた永遠のごとく。


…統制体とは随分大仰な名づけをしたものだな。 一世一代の傑作の集大成と確信してお披露目したものに下された評価はただその一言であった。 そこにこぎつけるまでの苦労や艱難辛苦、葛藤や乗り越えてきた課題達に関する記憶もこの場に泡影のごとく溶けていくようだった。


その場に居合わせていたエルゲディエル様はそれはあんまりではないかと詰め寄ってくれたが、その場での評価は我こそが唯一無二の現実と言わんばかりに揺らぐことすら無い。 熾炎の翼の大天使はこちらに一瞥を向けるとこの場を立ち去った。その後ろ姿が何を要求しているかは誰の目にも明らかだった。


その存在につけられた御名も最早憎悪の対象になり果てた。それでも成されたものへの福音は否定させない。 これが自分達がたどり着いた至高の到達点である事を知らしめなければならない。…この9桁の識別番号がこれからの祝福の象徴としてこの地に降り立つのだ。


狂気と狂信に彩られたその姿と意思は熾天使の存在をも塗りつくさんと自らの命を暴走させていった。










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