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ギャラクシーifエピソード編「久遠の帰途」極星帝国

  • 4 日前
  • 読了時間: 2分

ねえお姉ちゃん…私の世界はこれからも変わっていくのかな?



世界境界門を通り、こちらの世界に渡ってきてから毎夜のごとく続いた自問。


故郷を離れて帝都に赴き、さまざまな出会いと別れを繰り返し壮絶な戦いを経験してついにもう一人の姉がいるであろう世界に行く事になった日の夜。


嬉しさと不安がないまぜとなり一睡もできなかった事が遥か遠い日の事に思える。


ただ一人の姉を失ったあの日の想いは記憶の果ての扉の奥に閉じ込めたままだが、色を変えた右目の虹彩と共にその思いが消えることは無い。


境界門を通った時の誓いもそう、同じことだ。


そしてフォルナは翌日に迫った本国召集前夜である今の時間を追憶に浸る為のものと割り切って思いのままに過ごすことにする。


運命や宿命など一刀の元に切り伏せる意思を改めて受け入れるその為に。



「この度の召集により馳せ参じました統括官閣下。」



「長旅ご苦労だったアンタレス…いやフォルナ。私の事はレイナでいい。とりあえず一息つくことにしよう。紅茶でいいか?」



レイナは侍従に用意させていたティーセットを手に取り、自らの手で茶葉を選び紅茶を淹れ始める。


セカンドフラッシュの葉が湯の中で舞い踊りその色を染めていく。


一夜のみの邂逅を思わせるこの光景はいつ見ても飽きないものだ…


レイナはしばしその情景を堪能してからカップに紅茶を注ぐ。


フォルナとの出会いの地で育ったという茶葉から淹れたそれはどことなく郷愁を感じさせる香気が漂っている。


その一連の様子をじっと眺めていたフォルナはレイナがこの場で持ち出すであろう話に見当がつき、呼吸を整え直して席に着いた。


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