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ギャラクシー”アナザーデイズ”ー未知の常識、未開の不文律ー

  • 4 日前
  • 読了時間: 2分

今使えるリソースが万全なものでない以上、手札の数だけの可能性などまやかし…分別ある判断をおねがいしますよ殿下。


なんとか「魔女の夜」を抜けて一息ついたところに浴びせられたその一言。


それに対して何の感情も無いまま応対できたのは我ながら出来すぎだと思った…人としての部分が抜けきれないこの身と心にも変化が顕著になっているのだろうか?


それで無くともかつての因果の大改編により様々な境界は崩れてきている。


神域に至ったものはその地を無遠慮に踏み荒らし、異能を得た者達は自らの日常を思うがままに改変していた。


その過程で様々なコミュニティの旗が翻るようになったかの「公用地」に共通規定が定まるにはまだ長い時間と様々な試行が必要であるだろう。歴史の始まりが描かれるのはその先の事だ。


彼はそこまでを振り返ると自らがまとめた議定書を握りしめて新天地に足を踏み入れた…人の理が未だ到達していない未開の聖域へ。



「それでそこまで行ったのに何も得られずにすごすごと帰ってきたの…?しょうがないなあ。」


「いくら神域の異能へ手が届いた英雄でも人の子って事だよ。そういう若葉にも思うところがあるでしょ?」


さりげなく苦言を呈した麻衣は目の前の斎木のお嬢様があからさまに機嫌を損ねたのを見てやらかしたな…と自制をしたがもう遅い。彼女の斜めになったお気持ちはそう簡単に直ってくれないだろう。


これだったら新倉のエージェントからもっとプラン提案を受け入れておくべきだった。


読み合わせていた機密資料をテーブルの上に投げ出していた若葉は見るからに不機嫌を振りまいて麻衣からの謝罪を要求している。それが意味するところを思い出すと吐き気がしそうだ…麻衣は自らの不手際を嘆くのも億劫であった。


そして長いつきあいなのでなあなあの二つ返事で承諾してくれると思った今回の案件だが、想定外に身を切る必要が浮上したことを覚悟した彼女は傍付きのメイドにとっておきのデザートを用意させることから「商談」をやり直す事にした。



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