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ギャラクシー”アナザーデイズ”ー尊厳の輪郭、生存権のカタチー

  • 4 日前
  • 読了時間: 2分

闇夜より黒い願望も等しく許容してくれる夏の帳…それがこの時期の風物詩になった時の事は誰も覚えていないだろう。


何よりその存在自体が魔術的な要素なのか自然のもたらす神秘なのかも定かでは無い。


それでも生まれた時からあるその環境はどんな形であれ「自然なもの」として受け入れられるが道理。


そして人々は契約の対価として何が捧げられたのかなど知る必要もない。


平和維持の為の代償が真っ当であった事など無いのだから。



「…それで、この件についてはどういう説明で場を治めるつもりでありますか篠崎一尉?」


「うーん、そうだね。”事態は現地で聖域とされている地域で起こったことですので、守秘義務によりお答えできません”、かな?」


今日香は煽られた事を歯牙にもかけず堂々としらを切って見せた。相手は暗部業務を遂行する手練れだと承知の上である…直接的戦闘になればたやすく組み伏せられる事は明らかだが、目の前で敵意を増幅させている少女はそれを選ばないだろうという確信があった。


彼女はいつでも合理的理解の元に動き、理性的な判断によって行動する。自分の異能に踊らされることはチーム全員の命運に影響することになるからだ。


その事をわかっていながらも彼女の口から出た感情的問いかけの意味を咀嚼しつつ、今日香は慎重に問いかけを返してみた。


「事案自律処理部隊AGES所属、コードネーム「パフューム・シェイド」榊原由佳曹長。貴女に改めて現地の調査と中心人物の捕縛を命じます。間違っても当事者を自失させることの無いように。」


この今日香の言葉が由佳の意識に何かしらの影響を与えたのは確かなようだったが、由佳は無表情のまま敬礼をして身を翻していった…その瞳に危険な色が射していたように見えたのは気のせいではなかった。


後日、今日香は”予定通り”にいつもの「平常運転」の意義を考え直す事になった。



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